僕の仕事
2020年03月06日たなかめ日記
こんにちは、広島でおでかけ写真家をしている、
PHOTO LANGUAGEのたなかめです。
卒業シーズン。
おでかけ写真家として卒業式にも出向きます。
今回お伝えするのは中高一貫校の中学校の修了式です。
コロナウィルスの影響で、生徒のみ、教室で行われるものでした。
式前に時間の余裕があったので、「たなかめさん校庭で写真撮ろう」と先生からの提案。
しかし生徒からは「寒いけえ早く撮って教室帰ろうや」という声があがっていました。
感涙の卒業式の雰囲気はゼロ。
高校でも同じメンバーで過ごす生徒たちにとっては、卒業式=別れの日ではないんですね。
ただ、人生に於いて卒業式は特別な1日、大きな一区切り、お世話になった先生や友達に感謝を伝える大事な日。
その一大イベントを、おせっかいフォトグラファーとしては
『昨日と変わらない普通の日』
で終わらせて欲しくなかった!!!!!!熱
まず写真を楽しんでもらうために準備運動。
先生も生徒も、たなかめの指示通りジャンプしたり走ったり、肩を組んだりお隣さんとにらめっこしたり。
たくさん動いてもらいながら集合写真を撮りました。
みんなが自然な笑顔になったところで、友達同士「ありがとう」を伝えながら抱きあってもらうことに。
そんな写真をたくさん撮っているうちに、それぞれが中学校生活の思い出を振り返り始めて
だんだんと卒業式らしい雰囲気になってきたのです。
いつもの教室で行われた卒業式はみんな号泣。特別な一日になりました。
僕の撮影がなくても今日一日はきっと素晴らしい日になっていたでしょう。
ただ、フォトグラファーとして僕もその雰囲気作りのお手伝いができたと思っています。
シャッターを切るだけじゃなく雰囲気を作ること。
瞬間をデザインすることが僕の仕事です。